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月次補助金レポート
2026年9月号

北海トラベル株式会社 御中|レポート生成日:2026年9月1日(火)|調査:ほじょん

📌 今月の要点 — まず動くならこの3つ

  1. 賃上げ2点セットは今月がラストチャンス。北海道の賃上げ環境整備補助金(〜9/30・最大300万円)と国の業務改善助成金(本日9/1受付開始・最大600万円)は、どちらも実質9月中に申請を終える必要がある。
  2. Photo Local本命「新事業進出・ものづくり商業サービス補助金」第1回の締切情報が割れている。先月号では9/30、今回調査では公式ページ由来で10/30 18:00の情報。どちらにせよ計画書の勝負は9月——最初の一手は公募要領原文での締切確認。
  3. バス2社(安全永楽交通・北海交通)に直接使える国交省「事故防止対策支援推進事業」が受付中(先着順)。運行管理の高度化・安全教育費が対象で、先着・予算到達で終了のため早い者勝ち。

🔴 締切2ヶ月以内 — 要即対応

6件

2026年10月末までに締切、または先着順で早期終了見込みのもの。

北海道 賃上げ環境整備補助金2026

締切 9/30(あと29日・予算上限で早期終了) 通常枠200万円/促進枠300万円・補助率1/2〜3/4 難易度 ★☆☆〜★★☆
今の動きとの接点
先月号からの継続案件。賃上げに取り組む道内中小企業の設備投資・システム導入・広報費を幅広く補助(業種限定なし)。パートナーシップ構築宣言のポータル登録・公表が必須要件なので、未登録ならそこが最初の一歩。2026/2/20以降の経費が対象。
使うと
賃上げ率4%以上なら促進枠(3/4補助)。LP量産など販促まわりの外注費を乗せる筋もある。
持ち出し試算
例:対象経費400万円 × 促進枠3/4(上限300万円)= 実質負担100万円

業務改善助成金(賃上げ+設備投資)

本日9/1受付開始・締切は道最賃発効日前日 上限600万円・補助率3/4〜4/5 難易度 ★★☆ セナさん案件
今の動きとの接点
事業場内最低賃金の引上げ(50/70/90円の3コース)とセットで、予約管理システム・決済端末などの設備投資費を助成。北海道の最低賃金発効は例年10月上旬なので、締切は実質9月中。秋にどのみち賃上げするなら、その賃上げを補助金の切符に変えられる。
使うと
賃上げ原資の一部を設備投資補助で実質回収。上の道補助金と対象経費を分ければ二段活用の設計も可能。
持ち出し試算
例:設備投資200万円 × 助成3/4 = 実質負担50万円+賃上げ人件費増。

新事業進出・ものづくり商業サービス補助金(第1回・新事業進出枠)

⚠️締切情報が割れている:9/30説と10/30 18:00説 上限2,500万〜7,000万円・補助率1/2〜2/3 難易度 ★★★ 専門家必須
今の動きとの接点
Photo Local(写真プラットフォーム新事業)の本命。旧・事業再構築+ものづくり補助金の統合後新制度で、「既存の旅行業と異なる新市場への進出」という枠の定義に合致。ただし最低補助額750万円という情報があり、対象事業費ベースで1,500万円規模の投資計画が前提になる可能性。Photo Localの開発・立ち上げ費がその規模に届くかの精査が先。
使うと
開発・立ち上げ費の半分〜2/3が補助対象になり得る。計画書を作る過程で市場性・収益計画が経営資料としても固まる。
持ち出し試算
例:対象事業費2,000万円 − 補助1,000万円 = 実質負担1,000万円(採択・対象経費認定が前提)。

観光庁 インバウンド安全・安心対策推進事業

締切 9/25必着(あと24日) 上限500万円程度・補助率1/2 難易度 ★★☆ 対象該当性の確認が先
今の動きとの接点
訪日客の安全・安心確保(災害時対応・多言語対応等)の設備・体制整備を補助。インバウンド少人数カスタムツアーの受け入れ体制づくりに接続できる可能性。ただし申請主体は「観光案内所・観光施設・観光地の店舗等の運営者」で、旅行会社単体が対象に含まれるかは公募要領で未確認
使うと
インバウンド商品の「安全対応済み」体制を半額で整備でき、商品の売りにもなる。
持ち出し試算
例:多言語対応・危機管理整備200万円 × 1/2 = 実質負担100万円

北海道 観光地づくり加速化補助金(宿泊税活用・令和8年度)

受付中〜10/30(あと59日) 上限200万円・補助率1/2 難易度 ★★☆ 市町村連携が前提
今の動きとの接点
予約管理システム・キャッシュレス・多言語対応・Wi-Fi等の整備費を補助。宿泊事業者は直接申請できるが、旅行業は市町村と共同策定する「観光地づくり整備計画」への位置づけが必要で単独申請は不可。札幌市側の整備計画の有無がカギ。
使うと
インバウンド受け入れのシステム投資を半額化。自治体との連携実績自体が今後の観光系公募での資産になる。
持ち出し試算
例:予約管理・多言語整備200万円 × 1/2(上限200万円)= 実質負担100万円

国交省 事故防止対策支援推進事業(バス2社向け)

受付中・先着順(予算到達で終了/安全教育は12/25まで) 補助額はメニュー別(公式PDF要確認) 難易度 ★☆☆〜★★☆ 事業者が直接申請可
今の動きとの接点
安全永楽交通・北海交通がそのまま対象(中小の貸切バス事業者)。①運行管理の高度化(デジタコ・映像記録型ドライブレコーダー等)②過労運転防止機器 ③社内安全教育(外部講師・コンサル)④健康起因事故防止(SAS検査等)の4メニュー。
使うと
どのみち必要な安全投資・法令対応コストを国費で圧縮。貸切バスの安全性評価認定(セーフティバス)の更新材料にもなる。
持ち出し試算
補助率・上限はメニュー別のため公式PDFで要確認(例年は機器取得費の1/2・上限80〜100万円規模のメニュー構成)。

🟡 今後3〜6ヶ月 — 準備開始

5件

働き方改革推進支援助成金(業種別課題対応コース・自動車運転業務)

締切未確認(例年11月末目安・要確認) 上限550万円(加算で最大720万円)・補助率3/4〜4/5 難易度 ★★☆ セナさん案件
今の動きとの接点
「自動車運転の業務」が明示対象で、安全永楽交通・北海交通の2024年問題(時間外上限規制)対応に直結。労務管理機器・運行管理システム・外部コンサル費用が対象。バス2社向けでは今回調査の最高額クラス。
使うと
拘束時間管理のシステム化を3/4補助で実現。労働時間削減の成果目標達成が支給条件なので、働き方改革の実行装置としても機能する。
持ち出し試算
例:運行管理システム+コンサル400万円 × 3/4 = 補助300万円、実質負担100万円

デジタル化・AI導入補助金2026(旧IT導入補助金)第5次以降

第4次は8/25で終了・次回締切日は公式で要確認 上限450万円・補助率1/2〜4/5 難易度 ★★☆ 支援事業者経由
今の動きとの接点
M365・SharePoint移行のライセンス費・導入支援費の乗せ先。年6次程度の締切があり、第5次以降が残っている見込み。交付決定前の発注は対象外なので、今後の発注分から乗せる設計に。
使うと
DX移行のキャッシュアウトを最大半額圧縮。インボイス対応類型なら小規模で4/5補助。
持ち出し試算
例:対象経費100万円 × 1/2 = 実質50万円(枠・要件により変動)。

人材開発支援助成金(事業展開等リスキリング支援コース)

通年受付・ただし今年度限りの情報あり(要確認) 経費の75%+賃金1,000円/時+設備投資加算50%(新設) 難易度 ★★☆ 訓練計画の事前届が必須
今の動きとの接点
先月号既報のとおり令和8年度限りとの情報が続いており、使うなら年度内。社員のAI活用研修・予約システム研修・バス2社の運行管理DX研修が対象になり得る。令和8年度から中小企業限定の設備投資加算(実費の50%)が新設された。
使うと
研修費の3/4+研修中の賃金まで助成される高水準。全社AI活用の底上げ研修を実質1/4負担で実施できる。
持ち出し試算
例:外部AI研修 18万円 × 5名 = 90万円 → 経費助成75%+賃金助成で 実質負担 約20万円

北海道 人材確保支援事業(奨励金)

対象期間延長中〜11/15 就労者10〜20万円+事業者10万円 難易度 ★☆☆ 該当者がいれば申請するだけ
今の動きとの接点
対象期間が11/15まで延長された(先月号時点は8/15まで)。対象職種に「バス運転」が明示されており、バス2社でこの期間に採用したドライバーがいれば事業者10万円+本人10〜20万円。在職31日以上で申請可。
使うと
書類が軽く、本人にも奨励金が出るため定着インセンティブになる。
持ち出し試算
持ち出しゼロ。該当者1人につき実質手取り10万円+本人受給。

小規模事業者持続化補助金<一般型>第20回

受付 11/5〜12/15(様式4発行は12/4まで) 上限50万円(特例併用で最大250万円)・補助率2/3 難易度 ★☆☆ ただし従業員数要件に注意
今の動きとの接点
旅行業はサービス業扱いのため「常時使用する従業員5人以下」が要件。北海トラベル本体の常用従業員数の数え方(役員・パート短時間の扱い)次第で対象/対象外が分かれる。該当すればLP・販促費・広報費に使いやすい。
使うと
団体ツアーLP量産の制作外注費・広告費を2/3補助に乗せられる。
持ち出し試算
例:LP制作+広告75万円 × 2/3(上限50万円)= 実質負担25万円

🟢 通年・中長期 — 情報収集と仕込み

4件

キャリアアップ助成金(正社員化コース)

通年受付 重点対象者80万円/通常40万円(1人あたり・中小) 難易度 ★★☆ セナさん案件
今の動きとの接点
契約社員・パートの正社員化1人につき最大80万円。令和8年度から「しょくばらぼ」等での情報公表加算+20万円が新設。転換前に「キャリアアップ計画」の提出が必須なので、転換したい人が出てからでは遅い——先に計画だけ出しておくのが定石。
使うと
正社員登用の原資を確保しつつ、登用制度の整備(就業規則への転換規定)が進む。転換後6ヶ月の賃金3%増が要件。
持ち出し試算
例:有期→正規1名(重点対象者)= 受給80万円(+情報公表加算20万円の可能性)。

65歳超雇用推進助成金(65歳超継続雇用促進コース)

通年受付(JEED窓口) 定年引上げ15〜140万円/定年廃止 最大240万円 難易度 ★★☆ 就業規則改定が伴う
今の動きとの接点
ベテラン添乗員・熟練ドライバーの継続雇用ニーズに直結。定年引上げ・継続雇用制度の導入で、60歳以上被保険者数と引上げ幅に応じた助成。「1事業主1回限り」制限が令和8年度に撤廃されたとの情報あり(未確認)——過去に使った会社でも再度使える可能性。
使うと
ドライバー不足対策として最も確実な「今いる人に長く働いてもらう」施策に助成が付く。
持ち出し試算
制度改定自体の外部費用は社労士報酬程度。例:66〜69歳への定年引上げで受給25〜135万円(規模・幅による)。

観光庁 コンテンツ化促進事業(次回公募ウォッチ)

二次公募は終了・三次公募の有無を監視 上限2,100万円(400万円まで定額補助) 難易度 ★★★
今の動きとの接点
「本物の北海道」少人数カスタムツアーの造成に内容が最も合致する制度。インバウンド需要分散のための観光コンテンツ造成・販路開拓が対象で、民間事業者も申請主体に含まれる。二次公募(6/18締切)は終了、三次公募があるかは未確認。
使うと
400万円までは定額補助(持ち出しなし)でツアー造成・多言語化・販路開拓ができる破格の条件。
持ち出し試算
例:コンテンツ造成600万円 → 定額400万円+超過分1/2 = 実質負担100万円

札幌市のDX系2本(デジタル化・AI導入促進/DX・賃上げ加速化)

令和8年度日程が未確定・要窓口確認 上限225万円(1/2)/上限500万円(1/2〜2/3) 難易度 ★★☆
今の動きとの接点
市内中小企業のITツール導入・DX投資への市独自補助。DX・賃上げ加速化補助金は申請期間の情報が割れており(7/13〜9/11説と通年説)、もし9/11締切なら残り10日。専門家伴走のDX推進計画+賃金3.5%引上げ誓約が要件で、M365移行・AI導入の乗せ先として国のデジタル化補助金と使い分けできる。
使うと
市内IT企業への発注なら補助率2/3に上がる。国の補助金と対象経費を分ければ併用設計も。
持ち出し試算
例:DX投資300万円 × 2/3(市内IT企業発注)= 実質負担100万円

👀 ウォッチリスト — 今月は動かない

  • 北海道 省エネルギー設備導入支援事業費補助金:今年度公募は6/12で終了。次回は例年春頃——バス営業所・事務所の設備更新予定があれば来年3月頃に再確認。
  • 商用車等の電動化促進事業(EVバス):受付中(〜2027/1/15)だが、EVバス導入は車両価格・充電設備・航続距離の経営判断が先。車両更新計画とセットで検討する段階。
  • 地域一体となった観光産業の効率化支援事業:上限5,000万円と大型だが宿泊事業者との連携が必須要件。二次公募は8/18で終了。宿泊側パートナーができたときに再浮上。
  • 北海道観光機構 伴走支援型観光地域力強化推進事業:アドベンチャートラベル等が重点分野で内容は合うが、観光協会・DMO経由が前提。単独では動けないため地域連携の枠組み待ち。
  • 中小企業成長加速化補助金:売上高10億円以上が要件のため現状は対象外。